給湯器の価格差はなぜ生まれるの?素朴な疑問を解決

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給湯器の価格差はなぜ生まれるの?素朴な疑問を解決

給湯器の価格差

給湯器の交換・設置をする際、価格を調べようと思ってもどれが適正な価格なのか、ぱっと見では中々分かりづらいものですよね?給湯器の価格は、安い物で3万円台から30万円台までと幅広く、中には100万円近い物もあります。

 

では、なぜそんな価格差が生まれるのか。給湯器を選ぶ時に知っておきたい基本をも改めて抑えておきましょう。

 

給湯器にはこれだけ種類がある!

 

給湯器にはまず以下の6タイプがあります。

 

給湯器の種類

  • 従来型給湯器 6〜15万円
  • 省ガス設計の給湯器 エコジョーズ 10〜25万円
  • 電気式給湯器のエコキュート 50〜80万円
  • ガス給湯器+発電機能を備えたエコウィル 50〜100万円
  • 省ガス給湯+発電機能のエネファーム 90〜120万円
  • 省ガス+省電気給湯のエコワン 90〜150万円

※価格は工事費用を含めた大凡の概算

 

従来型が最も安く、第三世代型ハイブリット給湯器と呼ばれるエコワンが最も高くなっています。ここまでの分類は、どのようにお湯・電気を活用するかというエネルギー構造別のタイプによる区分で、性能が高ければ高い程、価格も上がります。

 

また、上記のような製品の構造とは別に、何か所に給湯する機能を持っているかという分類もあります。

 

給湯器の機能

  • 室内型小型給湯器(1箇所のみに給湯) 4万円前後
  • 給湯専用機(室内全般の給湯、お風呂の追い炊き機能なし) 6〜15万円
  • 給湯+風呂追い炊き機能付き 10〜25万円
  • 床暖房+給湯+風呂追い炊き機能付き 20〜35万円

※価格は工事費用を含めた大凡の概算

 

これらの区分は家庭内のどこでお湯を使うかという建物名部の構造とも関係していて、給湯器+配管などと関係しており、こちらも多機能であればあるほど価格は上がります。

 

さらに、給湯器の場合設置場所の分類もあります。

 

給湯器の設置場所

  • 壁掛け式給湯器(一軒家・アパート・マンション用)
  • パイプシャフト型(PS型)給湯器(アパート・マンション用)
  • 据置型給湯器(主に一軒家用)

 

設置場所によって使い分けるこれらのタイプではサイズの違いと対応している号数(パワー)の違いから、据置型が最も高くなっています。

 

さらにさらにもう一つ。号数と呼ばれる給湯パワーに関係する分類でも価格差が出ます。

 

給湯器の号数

  • 16号(1〜2人暮らし向け)
  • 20号(2〜3人暮らし向け)
  • 24号(3人以上〜)

※号数がアップするごとに1〜3万円程度アップ

 

号数は、家庭内で同時に使用できる湯量の違いを表した数値で、号数が上がれば上がるほど価格も上がります。

 

給湯器はこれらの分類によって価格が決まっており、それぞれの組み合わせ次第で高性能であればあるほど値段が変わる為、非常に幅広い価格差となっているのです。

 

 

種類は沢山あるけど選ぶのは実はとても簡単!!

 

「これだけ色々種類があると、どれを選べばいいか分かんないよ!!」

 

とお思いかもしれませんが、実は選ぶのはとっても簡単。なぜなら、それぞれの家庭で設置できる給湯器のタイプは基本的に決まっているからです。

 

まず決まっているのが設置場所。パイプシャフト型(PS型)給湯器しか付けられないマンションにお住まいの方が、いくら安いからといって壁掛け式はつけられません。同じように、一軒家で据置型用に配管が設置されているお家にPS型をつける事もできません。

 

また、お風呂の追い炊き機能や床暖房に関しても同様です。基本的に現在の居住環境がまず第一にあって、それを変更するには大掛かりなリフォームが必要となる為、給湯器を交換するだけの場合そもそも「選択肢がほぼない」のです。

 

選べるのはエネルギー構造に関するタイプ。中でも従来型とエコジョーズは様々な設置場所・給湯方式にそれぞれ対応している製品がラインナップされているので、どのご家庭でも選択肢に入るケースが多く、ここは初期費用とランニングコストの差を考えて選択する必要があります。

 

給湯器交換の簡単な選び方については、下記ページで分かりやすく説明していますので、ぜひとも参考にしてみて下さい。

 

⇒給湯器の選び方とタイプ別費用・相場

 

メーカーは気にしなくていいの?価格差もあるんじゃ?

 

メーカーによる性能差はほとんどない!?

 

現在日本で主流の給湯器メーカーと言えば、リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパスの4大メーカーです。当然メーカーによる特色の違いがあるかと思うかもしれませんが……

 

「実は給湯器の場合、メーカー差は気にするレベルではない」

 

というのが実情なんですね。給湯器の性能を決めるのは主に号数とエネルギー構造のタイプですが、例えば省ガス性能のエコジョーズは、特定のメーカーの商品を指すわけではなく、給湯器内部の省エネ構造そのものを指す愛称として使われています。

 

ノーリツにもエコジョーズがあり、リンナイにもエコジョーズがあり、パロマ、パーパスでも同様です。

 

これは、エコキュートやエネファームなども同じ。給湯パワーを決める号数も規格が決まっているのでノーリツの16号とリンナイの16号ならどちらが良い、といった差はありません。

 

その為、ユーザーに直接関係する給湯器の性能面ではほぼ差が無いのです。

 

差があるのは滅多に使う事の無い給湯器本体の操作性や、ユーザーにはあまり関係が無い設置工事上のやり易さ、リモコンについている機能といったところです。

 

また、仮に特定のメーカーのリモコン機能が優れているからそれを使いたい、となっても、給湯器とリモコンの組み合わせはセットになっていて、他社製品は勿論同一メーカー内でも他品番の物とは組み合わせる事が出来ません。

 

その為、自身の家庭に設置できるタイプがまず決まっていて、その中から従来型かエコジョーズか、号数はどれにするか、といったところから選ぶ形になります。

 

メーカーによる価格差よりも大事なのは施工業者の差

 

では、メーカー別の給湯器の価格差はどうかと言うと、メーカー希望小売価格には確かに差があります。一般的にはノーリツ・リンナイに比べてパロマ・パーパス製品の方が定価は安いです。

 

しかし、給湯器交換の場合、メーカー希望小売価格で買う人などおらず、給湯器交換の業者が本体価格を5〜8割引した上で工事費をプラスした費用が実際にユーザーが支払う価格となっています。

 

ガス給湯器にせよ電気式給湯器にせよ、それぞれ施工には国家資格が必要で、資格を持たない一般の方がDIYで取り付ける事は出来ません。その為、給湯器交換の費用を見る場合には、業者を通じての最終的な「総額」が最も大事な値段となります。

 

こうなると、各業者によって当然仕入れ価格・一般販売価格や工賃が異なる為、メーカー別の商品価格というのが意味をなさないのが現状なんですね。

 

給湯器交換で価格差を比較する場合には、「メーカーの比較」よりも「施工業者の比較」の方が大事になるわけです。

 

 

業者はどうやって選べばいいの??

 

では、実際にどうやって業者を選べばよいかというと、

 

1.業者へ頼む前にまずは自身が希望する給湯器のタイプと大凡の相場を知っておく
⇒給湯器の選び方とタイプ別費用・相場

 

2.次に複数の業者から見積もりを取る

 

3.価格や見積もり時の対応の良し悪しから自分に合った業者を決める

 

この3手順を踏みましょう。

 

ここで大切なのは、複数の業者から見積もりを取るという事。

 

私は実際に2回給湯器交換を行いましたが、1回目で最安値だった業者が2回目の時は高かった、というように特定の業者が必ずしも最安値というケースはありません。

 

商品の種類、在庫状況、工事時期などによって価格は常に変動していますので、少し手間にはなりますが、必ず複数社から見積もりを取る事をオススメします。今はネット系の給湯器交換業者の多くがインターネット上の申し込みだけで見積もりを出してくれますので、大した手間にもなりませんし、大抵の業者は1営業日以内に見積もりの回答をくれます。

 

また、口コミ・評判サイトやランキングサイトを鵜呑みにするのもオススメ出来ません。あくまでも自身の目で確認するのが基本で、そういったサイトは見積もり比較をする際に「こんなところもあるんだ」程度に利用するのが一番です。

 

⇒給湯器交換の口コミ・評判サイトを私が信用しない理由

 

中には「他社より1円でも高ければ値引きします」と謳っている業者もありますので、複数から見積もりを取った上でそういったところと価格交渉をしてみるのもアリですね。

 

私は2回ともこの方法で見積もりの中から最安値で工事をお願いする事が出来ました。

 

⇒私が実際に10社から見積もりを取って工事をした体験談はこちら

 

⇒工事をお願いした業者さんはこちら

 

物によっては毎回最安値に値引きできるわけではないそうですが、私がお願いしたS社がダメでも、見積もりを取ったその他から、改めて良いところを探せばいいだけの話。

 

給湯器交換の価格差は、本当に業者によってマチマチなので、ただ「有名だから」と東京ガスや大手ホームセンターを選んだり、根拠がないランキングサイトなどを元に選んで、高値で工事をしてしまう、なんて事のないよう、見積もり依頼の手間は惜しまない事をオススメします。